歯周病のぬめり(バイオフィルム)について
歯周病がなかなか日常のケアで治らないのは歯周病菌がぬめり、すなわちバイオフィルムに守られて歯磨きや体に負担にならない程度の抗生物質では菌を完全に除去・死滅することができないだからです。
バイオフィルムとはぬめりと言うだけあってイメージ的には台所の排水溝にたまるぬめりそのものと言えます。このバイオフィルムを壊さなければ完全な治療はできないのです。
このバイオフィルムにを壊すにはやはりきちんと歯医者にいって歯垢と歯石を除去しなければならずさらに現在ではパーフェクトぺリオでプラークコントロール後に口をすすぐことです。
一般的にバイオフィルムとは微生物が排泄するぬるぬるとした粘液で囲まれた集合体のことでこれが口腔内で起こっているという概念です。
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歯周病菌の検査・種類
歯周病菌には悪さをする菌として5種類があげられています。その菌がそれぞれ身体のどこに悪影響を与えているのかなども解明されています(心臓に悪さをする菌がどれだとか)。
その口腔内にどんな菌がいるのか?調べるのが位相差顕微鏡検査です。
これは患者の口の中の汚れを少し採取して位相差顕微鏡で観察します。この検査では菌の繁殖の度合いやどんな種類の菌やこれからどんな悪さをするのか等わかってしまいます。
当然菌の種類がわかれば治療法もそれにあわせた頻度や方法を選択できより効果的な治療が可能になります。